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この時、みささんが歌っていた鼻歌は、当時、みささんが作曲中だった新曲で、この曲は六曲入りのミニアルバム「Paul-Jackson-Pollock」の三曲目に入っている。
アルバムのタイトルになったジャクソン・ポロックはアメリカの現代抽象画家で、塗料を棒やらスポイトやらでカンバスに垂らしただけの絵で有名な人だ。上野の国立西洋美術館の常設展示にも一枚あってアルバムタイトルが決まった時に一緒に観に行ったりもしたけれど、その本当に絵の具をぶちまけただけの破壊的で暴力的な画面は、みささんの内面の激しさとかロックンロールな音楽性とかにイメージとして通じるものがある気がする。
ちなみに価格は2000円で、全国のインディーズ取り扱い店で買えたりする。amazonとかiTunesとかでも取り扱ってくれていたりするので、ぜひとも検索してポチっとワンクリックで購入とかこのアルバムを入手とかのボタンを押して買って欲しい。
ちなみに歌詞カードと言うかインレイとか、ジャケットとか帯とかをデザインしたのはボクだ。簡単そうだしタイトル通りにジャクソン・ポロック風の絵をジャケット絵にしようかとも思ったのだけど、みささんが言うところによると、それはすでにある、とのことで、Junior Sweetのホームページを作ったときのことを思い出して雪野に任せてみたら、すさまじく奇天烈というか攻撃的というか神経質というか抽象画というか現代美術っぽいものが仕上がって来たので、遠慮なくそれを使わせてもらった。これを期に雪野も自身の芸術的才能について正しい自覚を持ってくれると嬉しいと思う。
さて、肝心の収録曲の方だけど、みささん曰く、基本的にハードロックであり、イントロとかアウトロとか何曲かはミクスチャーというかインダストリアル・ロック風にしているところもある、とのことだ。基本的に音が太くて重い。そんな感じがする。
個人的にはかなり好き。ちょっと思ったのはメロディが日本のポップスっぽくないもの多いけれど、これはそういう選曲をしたからで、みささんは路上ライプの時は歌謡曲っぽいものでロックンロールしていたりすることもなくもない。誰かのカバーをしている曲は大抵、特にボーカルの面で元の曲が暴力的に破壊されていてファンが聞いたら怒られそうな感じになっているけど。
さて、注目の三曲目だけど、これはもう、みささんお得意の暴力曲、というかパンクというか、そんな感じのハードロックチューンだ。ボクはメタルは聴かないので良くわからないけど、それとは違うと思う。
先にも書いた通り、店の黒MACで歌詞カードを作ったのはボクだったりするので、ここで特別に、みささんの許可をもらいつつ、その歌詞の一番だけを公開しようと思う。インディーズというのは500枚も出れば大したもんだと言う世界で、そんなのだから音楽家は生活とか精神とか色々なものがキュウキュウとしているわけだけれども、この歌詞を公開することが柿生みさの音楽に接するキッカケになり、一人でも多くの人がアルバムを購入してくれたらな、とボクは願って止まない。
それでは、どうぞ。
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